建設コンサルタントとは

建設コンサルタントとは?

 私たちの身の回りには、道路、河川、橋梁、ダム、上下水道など数多くの公共施設が存在しています。公共施設は、私たちが豊かな生活を送るためには「必要不可欠」な存在です。

かと言って、日々の生活の中で、自由に水が使えることや、道路を利用して行きたい場所に行けるこの環境に感謝をしている人はいないでしょう。なぜなら、公共施設は常に私たちの身近にあり「あって当たり前」の存在だからです。

しかし、本当にそうでしょうか。

全ての公共施設は、計画・調査・設計・建設というプロセスを経てようやく存在するのです。そのスタート地点は、何も描かれていない白紙の図面から始まっています。公共施設が形になる各過程には、多くの技術者たちの苦悩と知恵が隠れているのです。

我々、建設コンサルタントは、そんな公共施設の建設における、計画、調査、設計を担う「専門家集団」として社会基盤整備を支えています。

我々は、上下水道に特化した建設コンサルタントです

私たちは、建設コンサルタントの中において主に「上下水道」の分野を担っています。

我が国の上水道普及率は、約98%(令和2年度)に達しています。これは、日本全国いつでもどこでも飲料に適した水の供給を受けることができるといって過言ではありません。

では、なぜ既に広く普及した上下水道の分野において建設コンサルタントが必要なのでしょうか。答えは簡単です。

我が国の上下水道事業は多くの技術的課題を抱えているためです。人口減少に伴う収益低下、施設・管路の老朽化、気候変動に対する水量・水質の確保などの問題が山積しています。

例えば、水道管路の老朽化に着目してみましょう。我が国では、毎年約2万件の漏水が発生しています。これは、主に管路の老朽化が原因と言われています。高度成長期以降に大量に整備された管路が一斉に老朽化し、継手離脱や破損など様々な被害を発生させているのです。

このような被害を防ぐためには、管路の入れ替えを進めていく必要があります。しかし、その実現は簡単ではありません。入れ替え工事の間、水が使えないのは困ります。では、どのように入れ替えればいいのでしょうか。日本は地震大国です。地震にも負けない強靭な水道を構築するにはどうすればいいでしょうか。

今後、水道収益は低下する見込みとなっています。限られた財源でどのように事業を継続すればよいのでしょうか。平常時はもちろん、非常時にも必要な水圧、水質で水を供給するにはどうすればよいでしょうか。これらの解決は難しく、経験に基づく専門的応用能力が必要となります。

だから、我々建設コンサルタントが必要なのです。

私たちは、計画、調査、設計までを一手に担う水コンサルタントとして、地域の水事情を支えています。あなたも一緒に、持続可能な水の恵みを創造してみませんか?